本記事ではこんな疑問を解決します。
キャンプにタープは必要なのか、不要なのか…
この問題を解決している記事はいくつかあります。
しかし、必要かどうかはキャンプをする場所や地域によって異なるはずです。
キャンプ雑誌や動画を見ると、デカくてかっこいいタープを張って、その下でテーブルを囲んでみんなでワイワイ…
そんなシーン、見たことありませんか?
でも、そもそも同じ日本でも本州と北海道では気候が異なり、気温や湿度も全然違いますよね。
本記事ではタープってなくてもいいんじゃないの?そんな疑問について考えていきたいと思います。
もくじ
タープってなんで必要なの?
タープがあったほうがいいとされているのは次の状況。
- 真夏の日差しを避けるため。
- 雨を避けるため。
タープの主な使い道は真夏の日差しを避けるため。
何の対策なしに直射日光を浴びると、熱射病やひどい日焼けの危険性もありますよね。
北海道キャンプにタープはなくても困らない
結論、北海道でのキャンプはタープがなくても困らない。
しかし、雨の日に備えておきたいのであれば、タープはあったほうが無難。
というのが答え。
タープがなくてもいい理由は次の通り。
- 北海道は日照時間が短い
- 北海道のは紫外線が少ない
- 北海道は真夏での涼しい
ひとつずつ解説していきます。
北海道は日照時間が短い
気象庁のデータによると、北海道の日照時間の長さは全国47都道府県中で36位。1位の山梨県と比べると、1日あたり約1.2時間少ないことがわかります。
北海道は紫外線が少ない
紫外線量は赤道に近い地域ほど、紫外線量が大きくなります。北海道は北にあるため、紫外線量は沖縄の半分です。
北海道は真夏でも涼しい
真夏の8月の平均気温は、北海道がダントツで涼しいです。
8月の平均気温は、札幌は約22℃ですが、東京26.9℃、福岡28.4℃。
北海道の夏は、本当に暑くて寝苦しいのはお盆の時期とか、8月中旬の数日です。
その他の時期は、本州の夏の暑さと違って、湿気がなくカラッとした暑さ。
暑いけどイヤな暑さじゃないんですよね。
他のもので代用できる
テントにリビングがあるであれば、リビングで過ごすことで日差しを避けることができます。
カマボコテントなど、リビングの広いテントを買うといいですね。
リビングがなくても、キャノピーが付いているテントだとタープ代わりになります。
キャノピーとは、テント入り口の上部についているひさしのこと。
キャノピー自体が大きいものではないので、1〜2人程度であればタープの代わりを果たしてくれます。
テント1つ設営するだけでいいので、体力的にも全然ラクです。
余計な出費をしなくていい
タープを買うお金はもちろんですが、タープを張ると追加料金が発生するキャンプ場もあります。
毎回、そんなに必要性のないタープにお金をかけるなら、その分、テントやランタンなど、もっと必要性の高いキャンプギアをグレードアップするのも一つの方法です。
時間がかかる
テントに加え、タープも設営すると、慣れてない人だったらかなり時間がかかります。テントだけ設営する場合と比べて、2倍時間がかかります。
正直、テントよりタープのほうが設営が難しいんですよね。
せっかく昼過ぎにチェックインしたのに、タープを一生懸命立てようとして夕方くらいまでかかっている人を見かけます。
早くキャンプサイトに着いても、タープのせいで時間をムダにしてしまっては元も子もありません。
まるで、タープをきれいに立てるためにキャンプの主目的のようです。
日差しの強烈な日でない限り、タープに時間と体力を使う必要はないと思います。
雨に備えたいのなら、タープはあったほうがいい
タープはなくてはいいものの、一番困るパターンは、雨が突然降ってきたとき。
事前に雨が降ることがわかっていれば、コテージやバンガローを予約しておくなど、準備ができます。
でも、突然の雨だとずっとテントの中で過ごさなきゃいけない事態にもなりかねません。
そんな「突然の雨が降っても外で過ごしたい」と人であれば、
タープを1つ持っておいたほうが心の安定につながると思います。
まとめ
キャンプのイメージが先行して、タープも揃えないと、と考えがちです。
しかし、北海道と本州の気候の違いも含めてタープが必要かを検討していきましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。