本記事ではこんな疑問を解決します。
本記事で解決できること
- 薪に火が付かない原因がわかる
- 火を付けるためのポイントがわかる
- 濡れた薪を使う方法がわかる
キャンプの一番の醍醐味といえば、焚き火ですよね。しかし、せっかく焚き火の準備をしたのに、薪に全然火がつかなくて、うちわで一生懸命あおいでも煙ばっかり…
こんなことありますよね。
実は焚き火って簡単そうに見えて、意外と難しいんです。
本記事では、なぜ焚き火がうまくいかないのか、薪に火がつかない理由や火が付かないときの解決法、濡れた薪の使い方を解説していきます。
本記事を読めば、薪に火がつかないという非常事態を回避して、快適に焚き火を楽しむことができます。
もくじ
薪に火がつかない3つの原因
薪に火がつかない原因は主に以下の3つ。
- 薪が濡れている
- 薪が大きすぎる
- 薪の種類
ひとつずつ解説していきます。
薪が濡れている
火がつかない大きな原因の一つが、薪が濡れていること。一見、乾いているように見えても、木の中心は湿っていることも意外と多いです。薪が濡れていると、水分が多いので火がなかなか付かず、もくもくと煙ばっかり、という原因になります。
薪が大きすぎる
焚き火の王道のやり方は、小さな火から徐々に大きな炎に育てていくこと。ホームセンターなどで販売されている薪を最初にそのまま投入すると、薪に火が付くまでかなり時間がかかります。
薪の種類
薪には大きく分けて2種類あります。
- 広葉樹
- 針葉樹
広葉樹と針葉樹、それぞれメリット、デメリットがあります。結論、焚き火を始めるときに広葉樹を使うと、なかなか火がつかない原因になってしまいます。
広葉樹は一般的に薪ストーブに使われていて、ナラ、サクラ、ケヤキなどが代表的。長く火を楽しめる反面、火付きが悪いので、最初に広葉樹を入れると火が付くまでに時間がかかってしまいます。
針葉樹は油分を含むものが多く、スギ、ヒノキ、マツなど葉は針のように細い木です。油分を含むので火付きがいい反面、広葉樹と比べると火の持ち時間が短いので、薪をくべる回数が多くなります。
薪に火をつけるための3つのポイント
薪に火を付けるための3つのポイントは以下のとおり。
- 最初は細い薪から始める
- 乾いた薪を使う
- 薪の組み方を工夫する
最初は細い薪から始める
上記で説明したとおり、最初から大きな薪を使うのはNGです。大きな薪を用意する場合は、大きな1本は薪割りをして細かくしましょう。また、森が近くにあるキャンプ場であれば枝を拾い集めることができます。最初は小さく細い薪を使って火をつけましょう。
乾いた薪を使う
外に乱雑に置かれている薪の場合、雨にさらされて水分量が多すぎることがあります。なるべくホームセンターなどで売っている薪を使いましょう。
薪の適した水分量は15〜20%と言われています。完全に乾ききって水分量0%だとよく燃えますが、一瞬で燃え尽きてしまいます。かといって水分量が多すぎると燃えにくくなります。
薪の組み方を工夫する
薪の組み方を工夫するだけで、火が付く時間を短縮できます。なぜなら、薪が燃えるには酸素が必要だから。もし風通しが悪いと燃えるのに十分な酸素が足りず、燃える薪も燃えにくくなってしまいます。
おすすめはキャンプファイヤーのように井の字の形に薪を組むことです。これだと風通しがかなりいいので、薪が燃えやすくなります。
薪が濡れてしまったときの対策
もし、雨で薪が濡れてしまっても、あきらめるには早いです。工夫すれば十分に焚き火用として使うことができます。1日くらいの雨だと木の中まで水分が入るわけではないので、十分に使うことができます。
濡れた薪を使って焚き火をするためには、次の方法を試してみてください。
- 薪を割って中の乾いた部分を使う
- 薪を乾かす
もし薪が濡れてしまったら、バトニングナイフや斧で薪を割って、中の乾いた部分を中心に使うようにしましょう。薪の樹皮が濡れているので、剥がせるのであれば剥がしたほうがいいです。
また、炭を使って火を作っておき、薪を周りにおいて乾かして、乾いた薪から順に使っていく方法も効果がありますよ。
まとめ:焚き火上級者になろう
本記事では薪に火が付かない原因と濡れた薪を使う方法についてまとめました。薪に火がつかない原因は以下のとおり。
- 薪が濡れている
- 薪が大きすぎる
- 薪の種類
そして、薪が濡れてしまったときの対策は、「薪を割って細くする」「火の周りで乾かして使う」ことで、濡れてしまった薪でも焚き火で使うことができます。
薪に火が付かない、薪が濡れてしまったときは、本記事の内容を参考にしてみてください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!